整備

週刊スーパーカブを作ろう~完成編[1] 車体組立

部品が揃ったところでフレームを外に出し、組み上げる。 タンクを載せる前にレギュレータや」Enigmaの配線などをタンク下に通しておく。 エンジンを載せる作業はどうやっても腕が3本必要なので誰かに手伝ってもらう必要があった。 チェーンの減速比はキタコ…

週刊スーパーカブを作ろう~外装編[3] ヘッドライト周り

車体は既に完成していて書くことは溜まっていたのにブログのネタとしては面倒くさがってずっと放置していたカブの更新。 ヘッドライトはH4バルブが使える中華製ベーツライトにした。 本来カブのヘッドライトはジェネレータの出力の交流の電流で点灯するが、H…

バルブステムシール交換

ここ半年ほどグースのオイル消費が激しい。 1000kmも走るとレベルゲージの上限まで入れていたオイルが下限まで減っている これは流石に異常事態だ。 原因として考えられることとしてはいくつかある。 1. まず直接的にオイルが出ていくオイル漏れ。 2. 次にオ…

タペット音について

グースはタペット音が鳴りやすい(ように思う)が、一方でバルブが4本しかないので調整が簡単なのも特徴の一つである。 タペット調整だけであればタンクを下ろせば可能だ。 しかし、タペットは既定値内なのになぜかタペット音がするという場合がある。 そうい…

クラッチバスケット研磨と軽量オイルポンプドリブンギア

アイドリング状態でクラッチを握ってもギアが1速からNに抜けない。 そういった症状は大体クラッチバスケットの摩耗が原因だ。 そもそも摺動部分が鋳アルミでいいのかと思うのだが、世間一般的にクラッチバスケットはアルミ製だ。当然摩耗もするし、その結果…

フライホイール軽量化

グースのフライホイールは、単気筒エンジンなだけあってかなり重い。 3.3kgほどある。 これを軽くしたら乗りやすさと引き換えにとんでもないレスポンスが手に入るのではないかというのは、誰もが考えることだと思う。 Twitterでも、グースのフライホイールを…

グース車検2022

お久しぶりです。忙しくて更新ができず申し訳ありません。 さて、グース購入から2年、再び車検の季節がやってきた。 今回の車検の懸案事項は2つ。 ・自作のテールランプ ・光軸(LEDヘッドライトと加工したヘッドライトステー) ux-02-93.hatenablog.com 前回…

キャブの熱害対策

後方吸気のバイクの吸気系とは、得てしてモロにエンジンが発した熱を受け、熱気をそのまま吸い込むものだ。 油冷も空冷の一種である以上、ヘッドのフィンから走行風によって放熱された熱気が、キャブに直接当たるのはグースも例外ではない。 何か少しでも対…

洗車

普段は雨天走行をしないように心がけているが、ついうっかり出先で雨に降られてしまった日の次の週末は、天気が良ければ洗車日和だ。 事前に水洗い対応のチェーンクリーナをチェーンに掛けておく。 バケツに水を溜め、ホームセンターに売っているカーシャン…

テールランプ改修

ux-02-93.hatenablog.com 以前LEDテープを仕込んでイマドキな感じに改修したテールランプ。このレンズをスモークにしようと思い立った。 スモーク塗装したウィンカレンズと足付け処理済みのレンズ 以前ウィンカレンズはスモークにしていたのだが、テールラン…

タンク前端を支えるゴムブッシュについて

グースのタンク前端はステアリングヘッド手前のトラスの内側にある、ゴムブッシュにより支えられている だが、この部品「クッション,フューエルタンク,フロント(44511-32C01)」は廃盤だ。 そのためか、このグースは買った時点では適当なスポンジゴムが挟んで…

インジケータランプ断線修理

皆様いかがお過ごしだろうか。 都内は梅雨が過ぎ去ったかと思えば、この時期は命に関わるレベルの暑さに加えてどこぞの国際運動会のせいで生活圏の道路が通行止めになったり、首都高値上げに伴う下道の混雑のためにバイクはオフシーズンだ。車体のコンディシ…

パーツリスト記載ミス?

グースを買ったときから付いていたエンジンスライダ、ちょっと野暮ったい印象だし右側に至っては転倒しても接地しないことが以前の転倒で判明していた。それに左側はそれが付いているがためにクランクケースカバーのキャップを開けてフライホイールを工具で…

ヘッドライト・メータ周り改修[4] ウィンカリレー自作

私のグースには買ったときからウィンカのLED化に合わせてデイトナの2極ウィンカリレーが付いていた。 しかし、電源に対して負荷と点滅制御のリレーが直列に接続されているというのはどうにも気持ちが悪いので、電源VCCとGND、ウィンカ出力の3極を持ったICリ…

ヘッドライト・メータ周り改修[3] インジケータランプ自作

純正で付いているインジケータランプはいかにも市販車な感じで大きくてあまりスマートではない。 そこで小型なものを自作する。 Nランプとハイビーム警告灯、ウィンカは左右共通で1灯とする。 ケースはタカチのABSケースを使用した。 赤及び緑のLEDブラケッ…

ヘッドライト・メータ周り改修[2] メーターステー改修

ux-02-93.hatenablog.com 全開の続きでメーターステーを加工する。 あえて社外メータではなく純正メータのポジションでカッコいい見た目を目指す。(社外メータに換えてオドメータがリセットされるのが嫌というのもある) インジケータランプについては一旦後…

ヘッドライト・メータ周り改修[1] ヘッドライトブラケット改修

グースを始めとするカフェレーサー等のセパハンネイキッドのカッコよさとはハンドルやヘッドライトなどのとにかく低く構えた見た目であると思っている。 私の理想としてはテールカウルとタンク、トップブリッジがツライチで、それより上に部品が出ないことで…

タンデムシート修理

グースのような車種におけるタンデムシートの為す意味とは何か。多くの人はテールカウル収納の蓋か、あるいは荷物の積載スペース程度のものと答えるだろう。 私の場合は購入してから1年という短い期間はいえ色々と思い出深い部品であり、少なくとも乗員定数2…

貫通シャフト化

この記事の内容はリアサス周りの改修と同時に行った内容である。 ux-02-93.hatenablog.com グース350のフレーム強化改造の定番といえば、左右独立のスイングアームピボットを一本のシャフトにしてサブフレームやスイングアームのヨレを低減する貫通シャフト…

タンクキャップ交換とキーシリンダ移植

これは2020年12月の記録である。 私のグースは、購入した時点で経年劣化によりタンクキャップのゴムパッキンに亀裂が発生し、キーシリンダの回りも渋くなっていた。このままではいずれキーシリンダが回らなくなりそうな雰囲気だったため、タンクキャップ周り…

グースにGSX-R750用アルミトルクロッドは付くか?

トルクロッドをアルミ化して軽量化する。 Kamoair氏などが隼のアルミトルクロッドを加工して取り付けた事例があるが、幅の狭いものを広くする必要があるなど加工難易度は高い。 そこで私はGSX-R750のトルクロッドに注目した。 GSX-R750トルクロッド 全長はほ…

MC51リアサスとリンクロッドのピロボール化

ダンパが抜けて乗り心地の悪くなったリアサス周りを一新する。 現状ではVJ22Aの窒素充填ダンパのリアサスが入っているがどうも路面のギャップを拾ったときの突き上げが不快だ。そこで、MC51のリアサスが簡単に付くという情報を手に入れたので早速ヤフオクで…

ステータコイル交換

ついにその日が来てしまった。 グース最大の持病、ステータコイル故障である。 遡れば昨年の夏頃から始動不良の症状が出ていた。最初は気温の変化によるものかと考えて加速ポンプを噴いたところ始動したので気に留めなかったが、症状は日に日に悪化し、つい…

転倒修理

正月早々転倒した。幸先の悪すぎる新年である。原因はフロントロックによるスリップダウン。幸いにも単独事故だった。 損傷はブレーキレバーとブレーキペダル折損、バーエンドミラー損傷、ハンドルバー曲がり、マフラー擦り傷である。 マフラーはステンレス…

キャブのベンチュリ径選定方法

いわゆるミクニの方程式というものがあるが、アウターベンチュリとインナーベンチュリがある自動車用キャブ向けのものらしくバイク用キャブに当てはめるのは難しい。 そこで、「ピークパワー時の流速を20m/s以上にする」と考える。 排気量350ccでピークパワ…

油温計

もともとデイトナのAquaprova HGテンプメータ(72813)が付いていた私のグース。しかし残念なことにその油温計は購入した時点で故障しており、時計としても意味を為さないばかりか、時計保持のためにバッテリに直接つながっているためにキーオフでも電力を消費…

タイヤ交換

10月22日、グースを購入した時より履いていたRX-02がうっすらひび割れてきていたため、タイヤを交換した。 新タイヤはBATTLAX S22のHレンジで、フロント110/70-17リア140/70-17である。 S22 作業はNAPSに依頼した。 前後タイヤとバルブ、処分料、工賃で46,29…

軽量化

軽さは正義だ。 引き算のチューニング、軽量化の成果についてまとめる。 実測、あるいは正確な値が判明したものは追記、修正 2020/05/08 エアクリボックス…0.6kg サイドカバー…0.8kg チェーンガード切断…0.1kg未満 リアフェンダー…推定0.5kg バッテリ小型化……

キャブセッティング

本記事ではグース350に搭載した中華FCRのキャブセッティングについて記述する。 セッティングの方針として、「できる限り省力で、街乗りで不自由しないレベルを目指す」を念頭に置く。季節によって変動するセッティングで完璧を突き詰めればキリが無いためだ…

車検

車検を受けた。 6月30日、多摩陸運局の第3ラウンドに予約を入れてその日を待った。 前日までの天気予報は雨。その日の朝の天候は曇りだった。 何としてでもその日に車検を取得しなければならないという切羽詰まった感情で、仮ナンバーの付いたグースで自走し…