タンクキャップ交換とキーシリンダ移植
これは2020年12月の記録である。
私のグースは、購入した時点で経年劣化によりタンクキャップのゴムパッキンに亀裂が発生し、キーシリンダの回りも渋くなっていた。このままではいずれキーシリンダが回らなくなりそうな雰囲気だったため、タンクキャップ周りの整備を行う。
この個体は幸運にもイグニッション、タンクキャップ、メットホルダが全てオリジナルのキーシリンダが揃っているため、それを崩したくはなかった。なので、新しいタンクキャップにキーシリンダだけを移植する方法を検討する。
グースのタンクキャップは90年代スズキ車で一般的に使われていた共通部品のため、現在でも新品が安く手に入る。それぞれ分解してみると、多少の使用の変更はあれど移植は可能のようだ。
キーシリンダを受ける部品のツメの一部折ることと、キーシリンダカバーを押さえるスプリングと鋼球の受けをヤスリで少し削ることで移植できた。
キーシリンダも、キーの形状自体は違えど移植は可能だった。
また、キーシリンダの動きが悪い原因は、長年の雨などで流れ込んだ泥だった。
キーシリンダは古い部品をそのまま流用するので、分解して清掃する。
移植移植が完了した。とてもスムーズに開閉できるようになり、当初の心配は無くなった。