タンデムシート修理
グースのような車種におけるタンデムシートの為す意味とは何か。多くの人はテールカウル収納の蓋か、あるいは荷物の積載スペース程度のものと答えるだろう。
私の場合は購入してから1年という短い期間はいえ色々と思い出深い部品であり、少なくとも乗員定数2名で車検を取得したことを良かったと思える程度には思い入れがある。
今回は経年劣化や背負っているリュックサック(当時はボブルビーを持っていなかった)が擦れてみすぼらしくなったタンデムベルトを修理する。
ベルトを外して縫い目を切って解いてみると、内側のベルトも雨などが染み込んで変色し、ボルト穴は広がってしまっている。
また、ベルトが固定されるプレートもベルトが引っ張られる方向に曲がってしまっている。
プレートの方は適当に叩き直すとして、問題はベルトの方である。
当初は適当な合皮を巻き直せば修理できるかと目論んでいたが、その方法では不可能そうだ。
適当な素材を探すと、いい感じのズボンのベルトがあったので、それを使うことにした。
現物合わせで穴を開けて、水を染み込ませて曲げて乾燥させて形を付けてみる。
出来た。良い感じだ。