グースにGSX-R750用アルミトルクロッドは付くか?
トルクロッドをアルミ化して軽量化する。
Kamoair氏などが隼のアルミトルクロッドを加工して取り付けた事例があるが、幅の狭いものを広くする必要があるなど加工難易度は高い。
そこで私はGSX-R750のトルクロッドに注目した。
全長はほぼ同じ。前後の取付幅はいずれも広い方向に異なっているので、取付けが可能である。オフセット量も調整可能な許容範囲内である。また、鉄からアルミに材質を変更することで懸念材料になるのが耐荷重だが、グースよりも車重の思い車種のものであるため問題無いと判断した。
スイングアーム側は片側8mm、片側12mmの穴になっていて、段付きの半ネジボルトで固定する方式だが、ドリルで12mmに拡げてM12ボルトが通るようにした。
クリアランスはM12のワッシャで調整する。このとき、ステンレスのボルトとワッシャは鉄のスイングアームと反応して電蝕する原因にもなるため使用を避けるべきである。特にスイングアームは走行中水などがかかる可能性があり、腐食の原因になりやすい。
今回はユニクロのボルトとワッシャを使用した。
見事にボルトオンで付いている。成功だ。
軽量化の成果としてはせいぜい90~100g程度だが、「塵も積もれば」というか自己満足である。
ところでリアブレーキキャリパとトルクロッドを締結しているボルトに見覚えがある方は居られるだろうか。
そう、4速スーパーカブのフロントドラムのアンチリフトロッドとドラムを留めるボルトである。