ヘッドライト・メータ周り改修[4] ウィンカリレー自作

私のグースには買ったときからウィンカのLED化に合わせてデイトナの2極ウィンカリレーが付いていた。

しかし、電源に対して負荷と点滅制御のリレーが直列に接続されているというのはどうにも気持ちが悪いので、電源VCCとGND、ウィンカ出力の3極を持ったICリレーを自作することにした。市販品を使わず自作する理由は、市販品は高額で、またそれをそのまま使うだけでは面白くないからである。

コンセプトは次の通りである。

  • 3極で、負荷抵抗によって点滅周期に影響を受けないこと
  • 市販品より安価であること
  • 市販品と同等かそれ以上にコンパクトであること

手始めにブレッドボード上にタイマIC、NE555を利用した発振回路を作成する。

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回路図は以下の通りだっと思う。実際のところ、行き当たりばったりで作っていたので忘れた。

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発進周期やデューティ比を設定する抵抗値は適当に現物合わせで決定した。ブレッドボードの写真ではカーボン抵抗二つ直列になっているが、実装する際は片方を可変抵抗にして可変周期を実現している。

また、FETのGS間抵抗を入れ忘れているため、灯体の消灯周期にも低い電圧で点灯できるインジケータランプは点灯するなど、挙動が若干不安定になる。(追記:後日入れました)

ここで電源電圧に12Vを想定していたのは失敗で、バイクの電源電圧は13~14V弱程度であり、周期がハイフラ気味になり可変抵抗の調整範囲を超えてズレたため、後から抵抗値の再調整を余儀なくされた。
555からの出力をPチャネルMOS-FETに入力してウィンカー出力を制御する。FETはLED球だけでなく白熱球を駆動することも想定して2SJ351を選定した。 これは以前の車検の経験からである。

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実装についてはまず最初にタカチのケースと基板サイズを選定し、そのサイズを前提に基板に実装した。

実装後の周期調整も想定し、可変抵抗を回せるようにした。

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ケースに収めて配線をして完成。GND線はフレームアースに落とす。

周期は毎分80回程度とした。

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