中華FCRとパワフィル
以前から気になっていたのだが、AliExpressで販売されている中華製FCRを人柱のつもりで購入してみた。
コロナ云々の影響で届くのに2ヶ月ほどかかった。
基本的な構造は本家京浜FCRと同じであるが、最大の特徴は
・チョークが付いている
・35でもスモールボディ
の2点である。
交換用ジェットも付属するが、吊るしの状態では京浜FCRよりもかなり低い番手が入っている。ジェット類は本家京浜FCRと互換性があるようだ。
今回私が選んだのはFCR35である。グースの350ccのエンジンがピークパワーを発生する8000rpmでちょうど流速が25m/sになるように選んだ。
私はそれに加えてパイロットスクリューを外部から回せるようにノブ付きのパイロットスクリューを購入した(上記写真)。締め込んだ状態でドレンボルトに干渉するため、少し削ってある。また、取付内径55mmのオーバルタイプのパワフィルも一緒に購入した。
キャブセッティングについては別の記事で書こうと思うが、結論としてはこのキャブには非常に満足している。
加速ポンプによる鋭く力強い加速は勿論のこと、その気にさせてくれる大きな吸気音も魅力である。
コールドスタートではチョークを使わずに、1,2回スロットルを煽って加速ポンプを作動させてから始動する。
キャブ車の魅力を最大限引き出せる良い買い物だった。
2020/12/27
街乗り常用域での流速確保を狙っての35だったが、物足りなさを感じたので同じく中華FCR37を買った。
グースのインシュレータに合わせて外形46mm全長30mmのラージボディ用スピゴット(マウントアダプタ)を買ってきて付けている。スロットルケーブルホルダはやや上向きで角度が合わなかったので35から移植した(画像は37に付いていたものそのまま)。
今まで使い物にならなかった2000~2500rpmのトルクもマシマシになって扱いやすくなった。