グースを詳しく見てみる
今回は前回(↓)に引き続き、1月末の回顧録である。
前回の記事をまだ読まれていない方は、是非ご一読頂きたい。
今回は購入したグースの状態を詳しく見てみる。
そもそもグース350という車種がどんなバイクであるか。10000rpmまで回る油冷単気筒の心臓を持ち、低く構えたセパハンとバックステップに軽さのためにカウルすら捨て美しい鋼管トラスが剥き出しになったネイキッドボディのSS(シングルスポーツ)というキャラクタが持つ個性と魅力について語ればきりがないので、それについては各々で調べてみて欲しい。
私が手に入れた個体はそれの97年式である。マイナーチェンジをせずに製造終了となった車種なので、この年式だから特に他と違うということは無い(はずである)。
しかし現車確認無しで購入したのはかなりのギャンブルであったことは言うまでもない。
まず走行距離。なんと前回の車検時の記載ミスで24万kmになっている。オドメータは5桁なのに。
これについてはヤフオクの商品説明文にも記載されていたことなので承知していた。
現在はメータ読み2万5000km程度である
車検が切れたのは今年の1月3日と、わりと最近(当時)だった。
車体の外観に移ろう。
主な純正状態からの変更箇所は
- フロントブレーキにブレンボのキャリパとNISSINのラジアルマスタ
- RGV250γSP(VJ22A)リアサス
- バッテリー小型化
- ブレーキ配管類をメッシュホースに変更'
- コワースのフェンダーレスキット装備
- 灯火類をLEDに変更
- クランクケースにスライダ装備
- ミラー交換
- 油温計追加
である。他にも細々とした変更点はあるが省略する。
エンジンと駆動系には手を加えず、制動系の強化と転倒時の安全性を考えたライトチューンであることが伺える。
他に気になった消耗箇所は
程度であろうか。取り返しのつかないような損傷は無いように思える。
タンク内錆び無し。
フレームに錆びはあるが、心配の必要は無い。
タイヤはRX-02のバリ山。
ブレーキパッドは前後とも十分にある。
オイルは濁ってはいるが金属片などは無し。
エンジンは1月の朝方でも一発始動。少し燃調が濃いように思えるがそれは問題ないだろう。
以上のことから、値段の割にはかなり状態の良いアタリの個体であったといえる。
今後の目標は、これらの問題を解決して車検を再び取得し、公道に復帰することとする。